【メダカの塩浴】塩水浴の方法・効果・タイミングについて紹介します
メダカの調子が悪い時は「塩浴(塩水浴)をした方が良い」って聞いたことありませんか?
塩浴とは、塩を溶かした水でメダカを一定期間泳がせることを言います。
調子が悪いのに塩水で泳がせてしまって大丈夫なの…?
と思うかもしれませんが、調子の悪いメダカにとって、塩水浴は効果的なので安心してください^^
ですが、いきなり塩分濃度30%くらいの海水ほどの濃度の塩水に入れてしまうのはNGです。
急に水質が変わってしまうと、ショックで死んでしまうので、少しずつ塩分濃度を上げていきます。
とある実験によると、本当に少しずつ慣らしてあげれば、海水と同じ濃度でも耐えられたという実験結果もあります。
メダカの状態によっては薬浴(薬を溶かした水でメダカを泳がせること)をした方が良いこともありますが、
塩浴をしてあげて、それでも治らなければ薬浴という流れが一般的です。
今回は、そんな塩浴について
- 塩水浴のやり方
- 塩水浴の効果
をお伝えしていきます。
メダカの調子が悪くなった時に役に立つと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは見ていきましょう!
【超簡単】メダカの塩浴の方法を紹介します
①5L程度のバケツや容器を用意する
余裕を持たせて、5L程度の水が入るバケツか容器を用意してください。
この容器の中で、塩水を作り、調子の悪いメダカを泳がせます。
なので、5Lほどの大きさの1週間程度使っても大丈夫な容器を使うと良いです。
②濃度0.5%の塩水を作る(水1Lに対して塩5g)
容器が用意できたら、濃度0.5%の塩水を作ります。
作り方は超簡単で、「水1Lに対して、塩を5g入れて溶かす」だけです。
ここで使う水は、必ずカルキを抜いた水を使うようにしてください。
少しくらい濃度が高くても徐々に塩分濃度が高くなる分には問題ありません。
ですが塩分濃度が急に高くなり過ぎると、メダカにとっては負担になります。
最悪の場合、調子を治すどころか死んでしまう可能性もあるので、しっかりと計るようにしてあげて下さい。
③水合わせをして1週間ほど塩水の中で泳がせる
塩水が出来たら、水合わせをしてから、容器の中に調子が悪いメダカを入れます。
普段の飼育水と塩水は水質が違うので、水合わせをせずに入れてしまうと、
調子の悪いメダカにとっては、大きな負担になってしまいます。
点滴法と呼ばれる方法で水合わせをしてあげれば、水合わせで失敗することはないです。
ちょっと面倒に思うかもしれませんが、ぜひ参考にしてみて下さい。
塩浴をさせるタイミングについて
塩浴をさせるタイミングは、メダカの調子が悪そうだなと感じたタイミングが良いです。
人間と同じように、メダカも早期治療が大切です。
少しでもおかしいと感じたら、早い段階で塩浴をさせてあげましょう。
塩水浴中の餌はどうしたら良いの?
塩浴中の餌については色んな意見がありますが、餌は与えないか、ごく少量を与える方が良いです。
というのも塩水によってバクテリアが減少していて、餌の食べ残しを上手に分解できずに、水質悪化を招く可能性が高いからです。
そもそもメダカは、絶食に強い生き物です。
個体の体調や季節にもよりますが、1週間前後はエサをほとんど食べなくても生きていくことが出来るので安心して下さい。
メダカの塩浴の効果とは?
調子の悪いメダカには塩浴が良いとよく聞きますが、その効果について知っている方は、そう多くはないと思います。
塩浴の効果は主に下記の通りです▼
- メダカの病気になりにくくする体作りに役立つ
- メダカの体調不良の回復・病気の初期治療に役立つ
病気の治療だけでなく、実は病気になりにくい体作りにも適しています。
それぞれ詳しくお伝えします▼
メダカが病気になりにくくする体作り
治療目的だけでなく、普段の飼育水から塩を混ぜると、病気になりにくい体作りに役立つみたいです。
やり方は簡単で普段の飼育水に塩(0.1%〜0.2%くらい)を入れてあげることらしいんですよね。
メダカの飼育本にも書いてありましたし、有名なメダカ専門店の店主の方も水換えの時に塩を少し入れてあげるとおっしゃっていました。
実際に僕も真似していて、水換えの時にヒマラヤ岩塩を入れるようにしています。
ですが正直効果を証明することって出来ないんですよね…
なので僕はおまじない程度の感覚で入れています。
ですが塩が原因かはわかりませんが、確かにウチの子たちはほとんど病気にならないんですよね。
もしかしたら塩の効果って、思っている以上なのかもしれません。
メダカの体調不良の回復・病気の初期治療
塩浴には、メダカの体調不良の回復や病気の初期治療にも役立ちます。
とは言っても、塩水が薬の役割をするわけではなく、メダカの自然治癒力を高める効果があるということです。
少しややこしい話をすると…
その理由として「浸透圧(しんとうあつ)」が関係しています。
メダカの体液と普通の飼育水では、体液の方が濃度が濃いので、
浸透圧の影響で、水分が体内に入り、メダカの細胞が傷ついてしまいます。
普段メダカは体に粘膜を張ることで、浸透圧を調整しているので、常に少し負担が掛かっている状態です。
なので飼育水を塩水にすることで、飼育水の濃度をメダカの体液に近づけ、負担を減らすという効果が期待できます。
最後におさらい
いかがでしたでしょうか?
最後にもう一度おさらいです▼
■塩浴のやり方
- 5L程度の水が入るバケツや容器を用意する
- 塩分濃度0.5%程度の塩水を作る
- 水合わせをしてメダカを泳がせる
■塩浴の効果
- メダカの病気になりにくくする体作りに役立つ
- メダカの体調不良の回復、病気の初期治療に役立つ
メダカの体調が悪くなってしまった時に備えて、塩浴のやり方を知っておくことはいずれ役に立つはずです。
手順を守れば誰でも簡単に塩浴を行うことが出来るので、覚えておいて損はないです。
メダカが調子を崩してしまうことは悲しいことですが、早期発見が出来れば対処できる場合も多いです。
早期発見のためには、普段から自分が飼っているメダカたちの様子をちゃんと観察してあげて下さいね。
これからも一緒にメダ活楽しんでいきましょう!
というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきます。
メダカ専門のYouTubeチャンネルも運営しているので、ぜひ!チャンネル登録とグッドボタンをよろしくお願いしますm(_ _)m
最後までご覧いただきありがとうございました^^