メダカの飼い方
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冬のメダカ室内加温飼育ガイド:産卵までの全ステップ

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今回は「【冬の加温飼育】メダカが卵を産むまでにやった全てのこと」というテーマで話していきたいと思います。

まずサムネイルやタイトルにもある通り、ようやく…ようやく我が家の加温飼育をしている子たちが産卵をしてくれました。

2023年10月下旬辺りから加温をし始めて約1ヶ月。

毎朝のように産卵しているかなーって楽しみにしていたんですが、産卵してない…という日々を繰り返していたんですが、ようやく卵を付けてくれました!

リアルなメダカ仲間と話していても

加温飼育をしているけど卵産んでくれない…

しかも産んで欲しい品種に限って。

というのは最早メダカ飼育あるあるです。

皆さんもきっとこんな経験ありますよね。

今回はメダカの産卵を促すために僕が試した全てのことをお伝えしていきます。

冬でも卵を採りたいと考えている方にとっては、必ず何かしらのヒントになるかと思いますので、ぜひ最後までご覧下さい。

それではみていきましょう!

メダカの冬の室内加温飼育の基礎

では早速メダカが卵を産むまでにやった全てのことを公開していきます。

  • 加温
  • 日照時間
  • 高タンパク質のエサ
  • 少量多給餌
  • イトメ
  • 産卵促進剤
  • 水換え

まず最初が”水温”と”日照時間”の確保ですね。

そもそもメダカが産卵するのには条件があります▼

  • 水温およそ20°C以上が一定期間保てていること
  • 日照時間が12時間以上あること
  • その他(ペアの相性など)

「水温およそ20°C以上が一定期間保てていること」「日照時間が12時間以上あること」この2つは、メダカの産卵には必須条件です。

個体によっては15°Cでも産卵する子もいるので、この条件に1°Cでも満たない、日照時間が1分でも足りないから産卵しないということは経験上ないのですが、

大体このくらいの水温と日照時間がメダカの産卵の目安の条件になります。

その他、病気になっておらず相性の良い雌雄のペアがいることや、サイズが同じくらいが良いなど、細かな条件はありますが、

今回はそういった条件はクリア出来ているという前提で話していきます。

さて、この条件をクリアするために使ったものがこちらのアクアリウム用ヒーターです▼

水温27°C以上に保ちたかったので、念の為30°Cに設定しておきました。

ちなみに30°Cに設定しておいても、飼育環境によっては測ってみると26°Cくらいになっちゃいます…笑

これで水温の確保は出来ました。

続いて日照時間の確保ですが、実は今回産卵して欲しい子達は窓際に置いていたので、ライトは当てていませんでした。

部屋に入ってくる自然光と僕が夕方点ける部屋の明かりで、12時間以上は確保出来るかなと思ったからです。

結果として、こうやってしっかり産卵してくれたので、やっぱり光の強さよりも日照時間の方が大事なんだなーと実感しました。

もし自然光が確保できないという方は、アクアリウム用のライトを使うことをオススメします。

僕自身メーカーにこだわりはないので、以前は時間によって自動で照明を調整してくれるタイマー付きタイプもあるこちらを愛用していました▼

こうして水温と日照時間という産卵に必要な最低限の条件はクリア出来ました。

産卵促進のための具体的な方法

しばらくはこの状態のまま、普通に1日2回程度餌を与えていたんですが、産卵する気配が無かったので、こちらの金色のパッケージなので”金パケ”という愛称で親しまれている高タンパクな餌に切り替えました。

与える餌だけではなく、このタイミングで餌の与え方も”少量多給餌”という方法に変えました。

少量多給餌というのは漢字の通り「少ない量の餌」を「たくさんの回数与える」という餌の与え方です。

これによってメダカをより早く成長させて、ぷっくりと太らせることが出来ます。

やり方は人によって違うと思いますが、僕の場合は1回につき1分くらいで食べ切れる量を、間隔を空けながら1日に5回ほど与えるようにしていました。

産卵のための身体作りみたいなイメージですね。

ちなみにですが、冬のような水温が上がらないヒーター無しの状態でこれをやってしまうと、消化不良になってしまう可能性があるので注意するようにして下さい。

イトメを与える

外出などで少量多給餌が出来ない時には「イトメ」を与えるようにしました。

幸いウチの近くに生きているイトメを売っている所がありまして、冬の時期は毎回お世話になっています。

イトメは栄養価が高くて、生き餌なのでメダカ達が食べたいタイミングで食べることが出来るのでオススメです。

品評会の受賞歴がある方に、品評会の前とかに体型作りのためにイトメを与えていると聞いたので、僕も真似して与えるようにしています。

ただイトメは結構取り扱いに癖がある生き餌で…

  • 水をめっちゃ汚す
  • ろ材などの隙間に入る
  • 高水温の環境に耐えられない

といった特徴があるので、僕は冬の間に体格を作りたい品種だけ与えるようにしています。

産卵促進剤を使う

ちなみに、ここまで頑張っても産卵してくれない品種もいたのでこちらも使いました▼

テトラさんから出ている「メダカ産卵繁殖用水つくり」という商品ですが、僕の環境下ではこれを入れたから産卵をしたということは無かったです…

ビタミンやミネラルが入っているみたいなので、メダカの身体作りには貢献してくれたのかなといった感じですね。

レビューを見てみると「産卵始めてくれました!」といった声も多いので、僕の環境下には合わなかっただけかもしれません。

やっぱり産卵開始のきっかけは水換えだった

  • 産卵の条件を整えてもダメ
  • 高タンパクな餌を与えてもダメ
  • 産卵促進剤を使ってもダメ

ここまでやっても産卵してくれなかった子達の産卵のきっかけになったのは、やっぱり「水換え」でした。

以前こちらの誰でも出来る!卵を産むきっかけの作り方という記事でも話したことがあるのですが、

水換え(それも全部の水を変える全換水)がきっかけで、今回も産卵を開始してくれました。

理由としては「身の危険を察知したから」だと僕は考えていますが、詳しくはぜひこちらの記事も合わせてご覧ください。

いかがでしたでしょうか?

兎にも角にも、我が家でも無事に産卵が始まってくれて良かったです…

少しでも参考になったら嬉しいです。

メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。

僕はメダカ飼育を始めたことがきっかけで、毎朝起きるのが楽しみになったり、

夢だった本作りに関わることが出来て、メダカファンブックの編集を担当したりと大袈裟ではなく人生が180度変わりました。

そんな実体験から僕はメダカを一生の趣味にする人を増やしたい!という思いで”メダ活のススメ”というブログやYouTubeで発信をしているので、チャンネル登録をポチッとよろしくお願いします!

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最後に

それでは、最後にもう一度おさらいです▼

我が家のメダカが卵を産むまでにやった全てのこと
  1. 水温の確保
  2. 日照時間の確保
  3. 高タンパクのエサを与える
  4. 少量多給餌をする
  5. イトメを与える
  6. 産卵促進剤を使う
  7. 水換え(全換水)をする

色々と観察してみて思いましたが、産卵の環境を整えるということも大事ですが、それ以上に産卵に適した身体作りの方が大事だなと思いました。

産卵には体力を使うので、いくら環境が整っていても身体がしっかりしていないと、そりゃ産卵してくれないですよね。

なかなか産卵をしてくれなくて困っているという方は、ぜひ環境の他にもメダカの状態をもう一度観察し直してみることをオススメします。

というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、

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最後までご覧いただきありがとうございました^^

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