秋・冬にメダカの卵を放置すると孵化しません!上手な卵の管理方法を紹介!
こんにちは!タオです。
今回は「寒い時期にメダカの卵を放置すると孵化しません!」というテーマで話していきたいと思います。
この記事が上がっている2024年3月頃は、少しずつ日中の温度も上がってきて、室内飼育のメダカ達であれば、加温をしなくても卵を付けている子がチラホラ出てくる時期だと思います。
初めてメダカの卵を見て戸惑っている方もいらっしゃるかもしれませんし、初めてメダカが産卵しているのを見ると、どうしたら良いか分からないことも多いかと思います。
実は以前「メダカの卵をほっらかしにしても孵化するのか?メダカの卵を放置するメリット・デメリットを紹介!」という記事を作ったことがありました。
最近になって「メダカ 卵 ほったらかし」と検索する方が増えてきたみたいなので、今回補足も加えて改めて記事にしてみました。
当時公開したのは5月頃で、そこそこ気温も暖かい時期だったので、メダカの卵を放置しても孵化してくれることもありました。
一方で今の時期、もう少し具体的に言うと(最高気温15°C程度しかない、日中と夜の寒暖差が激しい時期)にメダカの卵をほったらかしにして放置したら一体どうなるのか。
結論:上手に孵化してくれません。
今回はその理由について紹介するとともに、僕が実際に行っている孵化率がとても高いメダカの卵の管理方法についてもご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではみていきましょう!
今の時期(2月から3月)にメダカの卵を放置しても孵化しない理由
今の時期(2月から3月)にメダカの卵を放置しても孵化しない理由は、平均水温が低すぎるからです。
メダカの卵が孵化するためには条件があります▼
- 積算水温が250°Cに達すること(平均水温25°C × 10日間)
メダカの卵は、卵が浸かっている水温の合計が250°Cに達すると孵化すると言われています。
光が必要と言われることもありますが、屋外であれば太陽光、室内であれば部屋のライトの光量でも十分孵化してくれます。
合計250°Cに達すれば必ず孵化するのかといえばそうではありません。
基本的には、平均水温25°C程度を10日間に渡って維持してあげる方が望ましいです。
経験上、あまりにも低い水温で長期間放置してしまうと卵がカビて孵化しなくなってしまったり、
高すぎる気温で放置してしまうと奇形のメダカが生まれてきやすくなったり、そもそも常識を超えた水温だと卵が煮えて死んでしまいます。
こんな感じで、メダカの卵が上手に孵化するためには“適切な水温”が一番重要です。
今の時期にメダカの卵をほったらかしにすると上手に孵化してくれない理由は…
低い水温で長期間放置してしまうと卵がカビにやられてしまうからということになります。
なので、今の時期にしっかり孵化をさせたいということであれば、アクアリウム用のヒーターなどを使ってメダカの卵を温めてあげる必要があります。
ちなみにですが、アクアリウム用のヒーターはしっかりしたアクア用品メーカーから販売されているヒーターを使うのがオススメです。
実際に今僕はGEXから販売されているこちらのヒーターを使って、採卵〜飼育まで行っています。
ここで
卵がカビるのは無精卵だけでしょう?
有精卵だったらカビないんじゃない??
と疑問に思う方もいるかもしれませんが、残念ながら水温が低いまま放置してしまうと有精卵であってもカビにやられてしまいます。
実際に、卵からメダカの目が見えているのにも関わらず、カビにやられてしまった卵を見たことがあります。
発見が遅く、その後いろいろと対処してみましたが、その卵が孵化することはありませんでした。
そんな悲しい思いを二度としたくないと思って、自分なりに勉強して色々と試行錯誤した結果行き着いた、メダカの卵の管理方法について次からお伝えしていきます。
メダカの卵の管理方法
まずはメダカの卵を採卵していきます。
念の為説明すると、採卵とはメダカに卵を産んでもらって、その卵を採取することを言います。
こういった産卵床や水草などを飼育容器に入れておくと、産卵したメダカが卵を産みつけます。
その産みつけた卵をピンセットや指などで一つずつチマチマ取っていきます。
無事に卵の回収が出来たら、その卵たちを管理していきます。
僕の場合、卵の管理は
- 有精卵か無精卵かの管理
- 孵化するまでの管理
といったように2段階に分けて行なっています。
まず最初は、有精卵か無精卵かの管理から始めます。
100均一で売っている”お風呂に浮かぶゴミ取りネット”にメダカの卵をあけて、指でコロコロ転がしていきます。
基本的には指でコロコロ転がしてみても潰れない卵は有精卵、ここで潰れてしまう卵は無精卵ですが、たまに潰れない無精卵もあったりするので、判断に困ることがあります。
無精卵を放置しておくと、健康な卵にも悪影響があるので、採卵をしたら最初に100均一で売っているタッパーに、メダカの卵とメチレンブルーを入れてしばらく様子を見ます。
このメチレンブルーを入れることには賛否両論あるかと思いますが、カビ予防としてめっちゃ良い仕事をしてくれているので、個人的にとっても重宝しています。
我が家ではこんな感じでトロ船ごと水を28°Cくらいに加温しているので、タッパーを浮かべると自然に温まってくれます。
有精卵であれば成長してくれますし、無精卵であれば白く濁ってきます。
無精卵だと分かったらその卵は取り除いて、有精卵だった場合は成長すると目が出来てくるのが分かるので、目が出来てきたら針子専用の容器に移動させていっています。
有精卵を針子専用の容器に移動させた後も安心は出来なくて、たまに卵がカビにやられてしまうこともあるので、卵と水の状態を観察しながら必要に応じて水換えをしたりして臨機応変に管理しています。
効果があるかしっかりと検証できていないのですが、レッドラムズホーンがカビを食べてくれるらしいと聞いたので、最近は針子専用の容器にレッドラムズホーンをお試しで入れるようにしています。
ちなみにレッドラムズホーンと有精卵一緒に入れていても、有精卵を食べてしまっている様子は無く、しっかり孵化してくれています。
気温が暖かい時期の室外飼育であれば、こんな面倒な卵管理はしないのですが、気温が上がらない今の時期はこんな感じでしっかりと管理するようにしています。
僕はメダカに使えるスペースが限られていて、あまり沢山の数を採卵できないので、少数精鋭で少量を丁寧に育てているといった感じです。
いかがでしたでしょうか?
メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。
アクアセラピーやアニマルセラピーという言葉があるように、僕はメダカに出会ってから毎日のストレスが和らいで行くのを実感出来たり、毎朝起きるのが楽しみになったり。
夢だった本作りに関わってメダカファンブックの編集を担当したりと、大袈裟ではなく人生が180度変わりました。
そんな実体験から僕はメダカを一生の趣味にする人を増やしたい!という思いで”メダ活のススメ”というブログやYouTubeで発信をしているので、チャンネル登録をポチッとよろしくお願いします!
最後に
それでは、最後にもう一度おさらいです▼
最高気温15°C程度しかない、日中と夜の寒暖差が激しい今の時期にメダカの卵をほったらかしにして放置すると…
高確率で卵がカビにやられてしまって上手に孵化してくれません。
今の時期にしっかり孵化をさせたいのであれば、アクアリウム用のヒーターなどを使ってメダカの卵を温めてあげる必要があります。
また、我が家で行っている卵管理はこちらの通り▼
- 採卵する
- タッパーに卵とメチレンブルーを入れる
- 水温25°C程度を目安に卵を加温する
- 無精卵なら取り除いて、有精卵だったら(目が確認できたら)針子容器に移す
ちょっと面倒に思うかもしれませんが、少しの手間で卵の孵化率は格段に変わってきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、
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これからも一緒にメダ活を楽しんでいきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました^^