宮桜メダカの特徴・作り方・固定率・値段について紹介します!
根強い人気がある品種「夜桜メダカ」
夜桜メダカは2017年に垂水政治さんが作出した品種で、さまざまな交配にも使われる品種です。
今回は、夜桜メダカの派生の品種である「宮桜メダカ」について解説します。
宮桜メダカの特徴
宮桜メダカは2021年に、愛知県にお住まいの宮本浩克さんが作出した品種で、オーロラ系(半透明鱗)のメダカで黒と黄の体色とラメが特徴のメダカです。
夜桜ゴールドタイプメダカから作られたメダカで、特徴は似ていますが
- 宮桜は青ラメがある
- 選別次第で丹頂にもなる
- 黄色より柿色に近い体色が出る
などの違いがあります。
ラメもバッチリ乗るので上からの鑑賞が楽しめるメダカです。
オーロラ系の性質上、いろいろな表現が出てので群泳させると、とても奇麗ですよ。
宮桜メダカの作り方
宮桜メダカは、夜桜ゴールドタイプメダカから他の品種を掛け合わせることなく、作られた品種です。
そんな宮桜メダカですが、夜桜ゴールドタイプメダカをなんと、15代ほど累代して作られています。
15代の累代はとても長く、そしてすごいです。
一般の愛好家さんがメダカの累代を進めると、1シーズンで順調に累代できたとして、3累代ぐらいが限界です。(4月から採卵し2ヵ月で産卵サイズまで成長すると仮定&室内飼育はなしでの話です。)
一般の愛好家さんで15代累代しようとすると、最低でも5年もかかってしまうのです。
ですが、宮本浩克さんは1年を通して5~6累代を進める能力と設備があります。
なんと、私たちが5年かかるのを3年でおこなえるのです。
選別も非常に厳しく、親メダカは3000分の1の割合で選別された親メダカを使っています。
凄すぎて言葉が出ないですよね。
また宮本浩克さんは同時期に「夜桜ゴールドXメダカ」もリリースされているのですが、宮桜メダカと比べてみると、色合いが全然違います。
夜桜ゴールドXメダカも、夜桜ゴールドメダカの選抜累代から作られているので、選別の重要性がわかりますね。
宮桜メダカの固定率
宮桜メダカの固定率は高めです。
ただし、親と同じ表現になるかと言えばそうとは限りません。
オーロラの形質を持つため、ラメの乗りは良好ですが
- 青ラメの表現
- 柿色の表現
- 先祖返り(夜桜ゴールドタイプメダカ)が出てくる
などのさまざまな表現が出てきます。
さまざまな表現を群泳させて鑑賞したり、自分好みの表現を求めて選別累代して楽しみたいですね。
宮桜メダカの値段
宮桜がリリースされたときの値段は1万4千円でした。(岡崎葵メダカ様から販売されました)
その後ヤフーオークションで出品されることが増えましたが、当時は平均価格が1万円を超えていました。
現在は価格も落ち着き、個体のグレードにもよりますが、1ペアで3千円ほどで購入できます。(ヤフオク相場)
宮桜メダカは、ヤフオク以外でも購入できますが、かなり高額です。
Amazonでは1ペアなんと3万4千円にもなります。
有精卵20+αでも6000円近い金額です。
楽天市場やヤフーショッピングでも同じような相場です。
夜桜メダカ系は根強い人気がある品種なので、最低限の値段は維持するでしょう。
メダカブームでメダカの需要が高まっていて、さまざまな人が販売しています。
多くの人はとてもいい人たちなのですが、中には詐欺を働くような人も、残念ながら存在します。
詐欺に合わないためにも、信頼できる人やお店を見つけられると安全ですね。
他の人と交流することで、新しい発見があるかもしれませんよ?
自分だけで楽しむのもいいですが、他の愛好家さんとメダカを楽しむのも、楽しいですよ!
宮桜メダカはどこで買える?売ってる?
宮桜メダカは、販売されてから時間が経っているので「ヤフオク」「ネット通販」「店舗」など多くの場所で購入することが出来ます。
実際に自分の目で見て購入するかを検討したい方は、ぜひ「全国 メダカ屋まっぷ」をご活用ください▼
宮桜メダカを販売していない可能性や、情報が最新ではない可能性もあるので、実際に訪問される場合には、公式SNSなどをご確認ください。