ユリシスメダカの特徴・作り方・固定率について紹介します!
改良メダカの中でもまだまだ大人気の美しいユリシスメダカ。
見た目で言うと、オーロラ黄ラメ幹之で多量の青ラメがのっています。
上から見ると頭部の柿色や全体に多量のラメ、特に青く光るラメのコントラストが美しいですね。
今回はそんな「ユリシス」について、解説していきます^^
ユリシスメダカの特徴は?定義はある?
実はユリシスメダカの特徴には明確な定義がありません。
飼育している人がそれぞれの定義で育て、販売している印象です。
オーロラ系なので体色やラメの色など個体によって見た目が様々なので
同じユリシスメダカでも個体差があり、それぞれ飼育を楽しめますよ。
またユリシスメダカは他のメダカと比べると臆病で警戒心が強い傾向にあり、基本的に密度濃く、集団で固まっていることも多いです。
メダカの個体や品種によって習性が違うのもまた面白い発見ですよね。
ユリシスメダカの作出や名前の由来は?
2021年2月に発表された品種で作出者は熊本県にある舞メダカさんです。
皆さんは見ると幸せになれると言われている幸福の青い蝶を知っていますか?
オーストラリアのクイーンズランド州北東部に生息している
コバルトブルーの羽が美しいユリシス蝶です。
ユリシスメダカのブルーのラメと掛け合わせているのでしょうか?
明確な定義はありませんが、名前の由来の通り美しいブルーのラメが最大の特徴だと考えられます。
ユリシス蝶のようにユリシスメダカも幸せを呼んでくれるといいですね。
ユリシスメダカの作り方は?月弓との違いは?
実はユリシスメダカの作り方は基本的に公表されていません。
舞メダカさんのブログによると、月弓と他の2品種を掛け合わせているようです。
他の2品種についてはその後も発表されていません。
月弓はオーロラ個体に黄色の斑が特徴的ですが、その月弓とラメ系のオーロラメダカもしくは
ラメ重視の個体などと選別、交配を繰り返してユリシスメダカが出来上がったと考えられます。
他の掛け合わせている品種は、青ラメが目立っているのでサファイアメダカやラメ光沢を持つ夜桜メダカなどが考えられます。
いずれにせよ作出者からは公表されていませんので、真相は謎に包まれたままです。
ユリシスメダカは容器の色で仕上がりが変わる?
メダカは保護色の機能でメダカの体色が変わります。
ユリシスメダカは白い容器で育てると色がぼやけてしまいます。
またユリシスメダカは黒い容器で育てても黒くなりすぎることは、少ないので濃い色の容器で育てるのがおすすめです。
ラメが見違えるように鮮やかに見えますよ。
ユリシスメダカの値段は?
高級改良メダカと言われているユリシスメダカの値段は、ヤフオクの過去180日間に落札された価格を見ると
平均2500円で最高落札価格は261000円でした。
しかし最高落札価格のメダカを見てみると、ユリシスメダカにさらにラメ王を掛け合わせた
ユリ王と言うメダカが高値で落札されているようでした。
名前の通り、ラメ王は若魚の段階からラメがギラギラで別格です。
そのラメ王とユリシスメダカの組み合わせはラメののりも抜群で、綺麗なこと間違いなしですね。
ユリシスメダカは、「ヤフオク」「ネット通販」「店舗」などで購入することが出来ます。
実際に自分の目で見て購入するかを検討したい方は、ぜひ「全国 メダカ屋まっぷ」をご活用ください▼
ユリシスメダカを販売していない可能性や、情報が最新ではない可能性もあるので、実際に訪問される場合には、公式SNSなどをご確認ください。
ユリシスメダカの固定率は?
固定率はやや高めではありますがユリシスメダカはオーロラ系統の個体なので、生まれてくる個体の体色は様々ですが親よりもいい個体が生まれる可能性もあります。
ラメの固定率は高めなので、煌びやかなラメと体色の個体差を楽しみながらユリシスメダカを飼育しましょう。
定義や作り方など明かされておらず、謎の多いユリシスメダカですが
自分なりの選別や交配で生まれる自分だけのユリシスメダカは愛おしさ倍増です。
比較的子どもにもラメがのりやすいので、初心者でもユリシスメダカの交配累代を楽しめそうですね。