忘却の翼メダカの特徴・固定率・作り方・販売箇所について紹介します!
忘却の翼という名のメダカを知っていますか?^^
忘却とは時間と共に記憶からなくなり、忘れ去るという意味で少し儚い印象ですよね。
そんな一度聞いたら忘れないような印象深い名のメダカ「忘却の翼」について今回はご紹介します。
忘却の翼メダカとは?
忘却の翼という名前に印象が行きがちですが、その見た目もあっと目を引く程の美しいメダカです。
特徴は、黒い体色と体全体には、たくさんの黄色いラメが散りばめられ、個体差はありますが頭の部分がオレンジに色付きます。
本来、鰭長メダカはラメが乗りにくい傾向にありますが、忘却の翼は鰭長とラメの乗りを両立させたメダカです。
多量のラメと鰭長で泳ぐ姿が上品かつ優雅ですので、上から鑑賞するのがオススメですよ。
忘却の翼は誰が作ったメダカ?名前の由来は?
熊本県の舞メダカさんが、月弓と松井鰭長三色ラメを系統分けして選別累代し、作出されたメダカです。
歳を重ねるにつれてラメが減っていくことから「忘却」の翼となったのだとか。
なんとも儚げで神秘的な名前ですね。
特徴である鰭長もその鰭をひらひらゆっくりとなびかせて泳ぐ姿がなんとも美しく、忘却の翼という名前がぴったりだと感じます。
忘却の翼と夜桜との違いは?
夜桜メダカの種類は幅広く、中でも夜桜ゴールドと特徴が似ています。
夜桜ゴールドの特徴は、体色が黒と黄で半透明鱗にラメが乗っています。
忘却の翼も夜桜ゴールドと同じく、オーロラ幹之を交配させたメダカなので、どちらも多色になりやすいが夜桜ゴールドより、安定してラメが乗る印象です。
忘却の翼メダカの固定率は?弱いって本当?
鰭の伸びやラメの乗りが良く固定率はやや高めですが、親メダカと同じ色のメダカが生まれてくるとは限りません。
オーロラ系のメダカなので、ラメの乗りは良好ですが黄系や青系などばらつきがあります。
個体差が大きいので体色の違いも楽しんで育てたいですね。
成長と共に伸びてくる鰭ですが、鰭が長いほどさけやすく、弱ってしまうので網ですくう際などは気をつけましょう。
忘却の翼メダカの飼育を楽しもう
メダカは環境によって体色を変化させる保護色機能があるので、育てる容器によって見た目が変わります。
忘却の翼メダカは黒系の体色なので黒色の容器で育てると体色が鮮やかになりますよ。
また、体外光を伸ばすには白容器で育てると良い影響があるんだとか。
体色よりラメを煌びやかにさせたい方は、幼魚の時から白容器で飼育するのがオススメです。
しかしメダカの飼育は水温管理がとても大切なので28℃〜30℃を維持して自分好みのメダカを育てていきましょう。
忘却の翼のオスとメスの見分け方は?
背鰭に切り込みがあり、尻鰭が幅広いのがオスです。
背鰭が丸みのある形で切れ込みのないものがメスです。
忘却の翼を選別する際は親メダカの柄がオスで、ヒレやラメはメスのものが次に遺伝するんだとか。
泳いでいるメダカを選別するのは大変だと思いますが、より良い忘却の翼メダカを繁殖させたい方はぜひ参考にしてみて下さいね。
忘却の翼の相場はいくら?
忘却の翼が作出された2020年頃の相場は約2万円の高級メダカでした。
2020年頃の最高落札価格は驚きの15万円超えでした。
続々と新しい改良メダカが登場しているからでしょうか。
ここ半年程の相場は2千円〜3千円程で価格は落ち着いてきているようです。
最近ではアクアリウムなどメダカの需要が高まってきています。
もちろん美しさは変わりありませんので価格が下がっている今が買い時なのかもしれませんね。
長い鰭でヒラヒラゆっくりと上品に泳ぐ忘却の翼。
体色にばらつきがあるのも長所として一度にたくさんの種類のメダカを飼っているようで楽しめそうですね。
実際に自分の目で見て購入するかを検討したい方は、ぜひ「全国 メダカ屋まっぷ」をご活用ください▼
忘却の翼メダカを販売していない可能性や、情報が最新ではない可能性もあるので、実際に訪問される場合には、公式SNSなどをご確認ください。