時代を超えて沢山のメダカ愛好家から愛されているめだかが届きました!
今回の記事は、2024年最後のお迎え記事になります。
最後とは言っても、このブログはメダカの飼育方法に関する記事が中心なので、メダカお迎え系の記事はあまりアップしていないんですが、
今回の品種は、ぜひ記事にしたい、残しておきたいと思って、今回はご紹介していきます。
残念ながら、あの最新品種…というわけではありませんが、皆さんも絶対に知っているあの品種です。
それでは見ていきましょう!
【ぜひこの記事は動画でご覧ください】
2024年の最後にお迎えした品種とは?
もったいぶらずに先にご紹介しますが、今回お迎えした品種は「楊貴妃」です。
え?と思った方もいるかもしれませんが、改良メダカブームの火付け役と言われているあの楊貴妃です。
なんだよ、古い品種じゃんと思った方も、もしかしたらいるかもしれませんが…
今回お迎えしたのには、当然”理由”があります。
その理由というのが、実は楊貴妃は2004年に「めだかの館」の大場幸雄さんによって、作出された品種です。
この楊貴妃をお迎えした現在が2024年なので、ちょうど今年が楊貴妃誕生20周年なんですよね。
やっぱり、この節目となる年に改めて「楊貴妃」をお迎えしたいなと思って、作出元である「めだかの館」さんに連絡をして、今回お迎えさせていただきました。
ちなみに、よくある質問で「紅帝」の方が赤くて良いんじゃないの?と聞かれたりますが、一概にそうとも言えません。
あまりブログでは詳しく言えないのですが「朱赤の薄いメダカが楊貴妃、朱赤の濃いメダカが紅帝と呼ばれるわけではない」というのは、ぜひメダカ飼育を始めたばかりの方にも知っておいて欲しいなと思います。
楊貴妃メダカの特徴
では続いて、楊貴妃の特徴をご説明していきます。
見た目の特徴としては…朱赤(オレンジ)一色のとってもシンプルな見た目です。
形質名で言っても「朱赤メダカ」なので、体色以外の見た目の特徴は持っていません。
ですが、シンプル・イズ・ザ・ベストということで、作出から20年経った今でもずっと愛されている品種ですよね。
楊貴妃の唯一無二の特徴としては、
- 改良メダカで一番最初に作出された朱赤メダカであること
- 改良メダカブームの火付け役になった品種であること
- 体色の固定率が99%であること
こんな感じでしょうか。
この固定率の高さも相まって、メダカ初心者の方でも飼育・累代がしやすくてオススメの品種です。
初心者の方にオススメと言っても、極上の楊貴妃に関しては、今でも1匹数千円、ペアで1万円近くで取引されることもあるので、その人気は衰え知らずです。
写真の子は、まだ若い個体ということもあって、そこまで朱赤体色は濃くありませんが、ここで「めだかの館」さんのHPからの説明を引用します▼
楊貴妃の稚魚は朱赤とは程遠い薄い体色をしていますが、
大きくなるにつれて徐々に朱赤体色になり、
産卵期には婚姻色でより一層赤くなります。
成魚になると楊貴妃メダカ本来の魅力を発揮します。
とのことで、成長と共に魅力が増していくという、僕好みの特徴を持った品種です笑
あと楊貴妃に関するQ&Aも掲載されていたので、こちらも引用します▼
- どうして楊貴妃という名前なの?
-
最初に出会った楊貴妃が、気高く綺麗な朱赤色だったので、
世界三大美女の楊貴妃と名付けました。
- 楊貴妃の子供は朱赤色なの?
-
同じ色の子供が産まれます。
ただし、朱赤色の濃さは様々ですので、良い体色の子供を大切にして下さい。
- どうして朱赤色なの?
-
ヒメダカと同じ突然変異によるものです。
メダカの黄色素胞の変化が関与していると考えられています。
こんな感じで、他にも楊貴妃に関して知りたいことがあったら、ぜひ「めだかの館」さんのホームページを見てみてください。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は、めだかの館さん作出「楊貴妃」のご紹介でした。
毎年コロコロ変わってしまうんですが、僕は来年度は「楊貴妃」「幹之」「オロチ」の改良メダカの基本3品種にも力を入れていきたいと思っています。
もちろん僕のオリジナル品種である「リーフィー」と「銀青霞(ぎんせいか)」には、特に力を入れていこうと思っていますが、
ここで一度原点回帰ということで…やっぱり改良メダカを語る上では「楊貴妃」「幹之」「オロチ」。
この3大品種は外せないなと思って、来年度は力を入れていきたいと思っています。
オリジナル品種の「リーフィー」と「銀青霞(ぎんせいか)」も、ようやく来年度にリリース予定です。
リリースの際には、YouTubeのコミュニティという所からお知らせしますので、ぜひチェックをよろしくお願いします。
ちなみに少しだけ、リーフィーと銀青霞について紹介すると…
リーフィーは、体色がブラック、目がアースアイ、ヒレがスワローで、体型はヒカリ体型という特徴を持っています。
最初に交配を始めたのが、2023年の6月あたりだったので、今の時点で約1年半くらい累代をしていて、最新世代はF5です。
形質的に同じような子は、ほぼほぼ産まれてくるようになったので、あとは体色や体格、ヒレ伸びなどの細かい調整の段階です。
種親にしたいと心から思える個体はそうそう産まれてこないですが、三色メダカのように個体差が楽しめる品種で、楊貴妃のように成長と共に表現が良くなっていくので、飼い込みがいのある品種です。
マニアの方なら分かっていただけると思いますが…正直言って、作出がとっても大変な品種でした笑
その分、苦労に見合う格好良さになっていると思います。
一方で銀青霞に関しては、そこまで複雑な表現ではないので、順調にいけばあと1・2累代で固定化が出来そうです。
銀青霞の特徴としては、体色が白で背中の光(体外光)が乗って、腹膜が青くなるのが特徴のダルマ体型の品種です。
銀青霞は”一粒で二度美味しい”をコンセプトに改良をしていて、黒容器で見ると胸ビレのパタパタと体外光が魅力的で、白容器で見ると腹膜の青さを楽しむことが出来るように改良しています。
とはいえ…
成長とともに体外光が伸びて横幅が太くなると、白容器でも腹膜の青さが目立たなくなってくるので、
若魚までは白容器で飼育して腹膜の青さを楽しんでいただいて、成魚になったら黒容器で体外光を楽しんでいただけるといいんじゃないかなと思っています。
ちなみに銀青霞という名前は、視聴者の方に付けていただき、そして選んでいただいた名前です。
命名の由来はこちらの通り▼
自然の霞 (かすみ) は朝と夜の2つの顔があるというのと、それに加えて容器の色によって銀色だったり、青色に見える表現なので、銀と青を名前に入れました。
とのことで、素敵な名前を付けていただき、そして選んでいただき、本当にありがとうございました!
というわけで、こんな感じで既存品種の累代もやりつつ、しっかりと自分のオリジナル品種のレベルアップもしていきたいと思っていますので、これからも発信を楽しみにしていただけると嬉しいです。
僕は”メダカを一生の趣味にする人を増やしたい”という思いで、こうやってYouTubeやInstagramでメダカのことを発信したり、メダカの生産・販売をしています。
メダカを販売している方は星の数ほどいる中で、これからは「誰から買うか?」がより重要になってくると思っています。
その誰から買うか?の誰に僕が選ばれるように、これからも頑張っていきたいと思っているので、ぜひ応援をよろしくお願いします。
というわけで、僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、チャンネル登録とグッドボタンをよろしくお願いしますm(_ _)m
最後までご覧いただきありがとうございました^^