メダカの飼い方
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メダカが1カ月で産卵可能!? 今から採卵をして冬に間に合うのか

tao

こんにちは!タオです。

今回は「今(9月)から採卵をして越冬に間に合うのか」というテーマで話していきたいと思います。

9月といえば、少しずつ夏の暑さも和らいで、メダカにとっても人間にとっても、過ごしやすくなってくる季節…のはずなのですが、関東は最近でも最高気温30°C超えの日々が続いています。

そんな9月ですが…

9月にメダカをお迎えした、もしくは新しくお迎えしようと思っているんだけど、今から卵を採って越冬まで間に合うんだろうかと不安に思っている方も中にはいるのではないでしょうか。

実は先日、千葉県松戸市のメダカイベントに出店してきたのですが、今から採卵して冬越しに間に合いますか?といったご質問をチラホラいただきました。

当日はイベントにお越し下さった方、僕に声を掛けて下さった方、本当にありがとうございました。とっても嬉しかったです!

話を戻して、先に少しだけ結論をお伝えすると…9月上・中旬までの採卵なら、育て方次第で冬越しに十分間に合うと思います。

育て方次第というのが今回の内容の趣旨になりますが、メダカの冬越しを成功させるためには、いくつかのポイントがありますが、

最低限のポイントとして「ある程度メダカのサイズがあること」が必須条件です。

僕の今までの越冬経験から言うと、もちろん個体差はありますが、大体2.5cm〜3.0cmくらいのサイズがあると安心かなと思います。

そこで今回は、今の時期冬が始まる2〜3カ月前からメダカを越冬サイズにまで育てるためのポイントや、

メダカ用に大きな容器を置けないという場合の対処法についてもお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

それではみていきましょう!

メダカを9月から越冬サイズにまで育てるためのポイント

ではまずは、メダカを9月から越冬サイズにまで育てるためのポイントをまとめて紹介していきます。

それがこちら▼

9月から越冬サイズにまで育てるためのポイント
  • 口が広くて大きな容器
  • たっぷりの水量
  • 過疎飼育
  • グリーンウォーターで育てる or ミジンコを与える

実は以前、この飼い方メダカの成長止まりますという記事でもご紹介した内容と大切なことは同じですが、今回は越冬に向けてという目的なので少し内容が変わっています。

以前から何度かお伝えしているように、やっぱりメダカを早く大きく育てるためには、「口が広くて大きな容器にたっぷりの水を入れて過疎飼育をすること」が一番楽で確実ではあります。

今年の8月中旬に採卵した子が約1カ月で産卵可能サイズにまで育ちましたが、その時の飼育環境は「120Lの容器に針子10匹が泳いでいて、なおかつミジンコを入れていたので、常に水中に餌がある状態だった」というのが大きかったと思います。

ポイントを短くまとめると「過疎飼育でかつ、常に水中に餌が豊富にある状態を維持すること」です。

ですが、そんな大きな容器を置けないから困ってるんですという方も中にはいるかと思いますので、そんな場合の対処法についてご紹介していきます。

大きな容器を置けない場合の対処法

先ほど「過疎飼育でかつ、常に水中に餌が豊富にある状態を維持すること」でメダカを早く大きく育てることができるとお伝えしましたが、

その理想は分かるんだけど、そんな大きな容器を置くスペースが無いんだよ…

という方のために、小さな容器でもメダカの成長速度を早める方法をお伝えします。

そのキーワードが「少量多給餌」と「高頻度の水換え」です。

本当に生まれたばかりの針子の場合は急な環境変化に特に弱いので、なるべく水換えをせずに、ある程度育つまではグリーンウォーターで育てた方が良いですが、1cmくらいに育ったメダカだったら水換えをしてあげても大丈夫です。

まず「少量多給餌」というのは読んで字のごとく、少量の餌を沢山の回数与えるという、餌の与え方のことです。

これはイメージしやすいと思いますが、人間と同じようにメダカも基本的には、ご飯を沢山食べれば食べるほど身体が大きくなる確率が高まります。

ですが実は、メダカには胃がありません。

胃がないということは食べた物を体内に長時間留めておく事が出来ないので、餌からの栄養を吸収する効率が非常に悪いんですよ…

つまり、一回の餌(一度の給餌)から少ししか栄養を吸収することができないので、

少量の餌をこまめに回数を増やして与えてあげた方が、メダカの成長にとっては良い方法だということになります。

それとメダカを早く大きく育てるために、少量多給餌とセットで重要なのが「高頻度の水換え」です。

これは水換えを行うことによってメダカの代謝が促進されるという意味合いと、少量多給餌による水の劣化を防ぐためです。

そこまで大きい容器でない場合は、水換えをするのもそこまで時間が掛からないと思いますので、ぜひ高頻度の水換えはやった方が良いと思います。

毎回全部の水を変えなくても大丈夫なので、理想を言えばプロホースなどの道具を使って、毎日から2日に1回くらい、容器の3分の1くらいの水と底に溜まった糞と汚泥を抜く。

その後、減った水の分だけカルキを抜いた新しい水を入れる。

これだけでOKです。

この作業を越冬可能サイズになるまで繰り返し出来るかどうかが、今年の越冬が成功するかどうかの鍵になります。

冬越しに間に合わない場合はメダカの室内飼育も

ここまで、今から越冬可能サイズにまで育てる方法をお伝えしましたが、ぜひメダカの室内飼育も選択肢の一つとして考えていただきたいと思っています。

メダカは野外でしか飼育できない生き物だと思われがちですが、他の観賞魚と同じように、ポイントさえ押さえれば問題なく室内でも飼育することが出来ます。

メダカの室内飼育に関することは、

メダカの室内飼育でやってはいけない3つのこと」という記事や「メダカは冬でも加温なしで室内飼育できます!」という記事もアップしておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

メダカの室内飼育は難しいと思われがちですが、基本的なことさえ分かっていれば全く難しくないですし、

室内飼育ならではの魅力も沢山あるので、この機会にぜひメダカの室内飼育にも挑戦されてみて下さい。

いかがでしたでしょうか?

今回は冬越しに向けて、今から卵を採卵してメダカを越冬サイズにまで育てる方法についてお伝えしてきました。

僕が住んでいる関東地方よりも平均気温が暖かい地域であれば、今からの採卵でも十分間に合うと思います。

近年は平均気温もどんどん上がっているので、恐らく10月になってもまだ暖かい日々が続くんじゃないかなという予報なので、

少しでも暖かい今のうちに、越冬に向けて出来るだけメダカ達を大きく育てていきましょう。

メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。

アクアセラピーやアニマルセラピーという言葉があるように、僕はメダカに出会ってから毎日のストレスが和らいで行くのを実感出来たり、毎朝起きるのが楽しみになったり。

夢だった本作りに関わってメダカファンブックの編集を担当したりと、大袈裟ではなく人生が180度変わりました。

そんなメダカ好きが高じて、自分専用の養魚場として東京都内のビルの屋上を借りてしまうまでになりました笑

そんな実体験から僕はメダカを一生の趣味にする人を増やしたい!という思いで”メダ活のススメ”というブログやYouTubeで発信をしているので、チャンネル登録をポチッとよろしくお願いします!

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最後に

それでは、最後にもう一度おさらいです。

9月の今から越冬可能サイズにまで育てるためのポイントはこちらの通り▼

9月から越冬サイズにまで育てるためのポイント
  • 口が広くて大きな容器
  • たっぷりの水量
  • 過疎飼育
  • グリーンウォーターで育てる or ミジンコを与える

ポイントを短くまとめると「過疎飼育でかつ、常に水中に餌が豊富にある状態を維持すること」が出来るだけ早くメダカを大きく育てるためのポイントです。

大きな容器を置けないという方は「少量多給餌」で栄養の吸収効率を上げて「高頻度の水換え」でメダカの代謝を促すことで、メダカの成長速度を早めることが出来ます。

針子の間は急な環境変化に弱いので、1cmくらいに育つまでは水換えはせずに、ある程度育ってから水換えの頻度を上げてあげることをオススメします。

というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、

ぜひ!チャンネル登録とグッドボタンをよろしくお願いしますm(_ _)m

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これからも一緒にメダ活を楽しんでいきましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました^^

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