メダカの意外な死因3選:防ぐための対策ガイド
今回は「メダカのよくある意外な死因3選」というテーマで話していきたいと思います。
メダカも人間と同じ”生き物”である以上、死はつきものです。
いずれ来るものと分かってはいるものの、人間側の不注意や少し工夫をすれば回避できたとすれば、これ以上悔しいことは無いですし、メダカに対して申し訳ないと思うことは無いですよね。
実は以前、メダカのよくある死因TOP5という動画(記事)を公開したことがあります。
こちら2024年4月時点で、15万回以上も見られている動画(記事)で、メダカの死については皆さん共通して関心の高いトピックなんだなと実感しています。
そこで今回は、メダカのよくある死因ではなく、その頻度自体は高くはないものの意外によくあるメダカの死因を3つお伝えしていきます。
それぞれの簡単な対処法についてもご紹介していきますので、
あの時しっかりと対処しておけば良かった…
と後悔しないためにも、最後までご覧いただき、ぜひ参考にしてみて下さい。
それではみていきましょう!
飼育容器からメダカが飛び出してしまう
メダカの意外な死因1つ目は、飼育容器からメダカが飛び出してしまうことです。
頻度はそこまで多くはないですが、意外によく聞くのがメダカの飛び出しです。
実は僕自身も、とっても大事にしていた品種が夜の間に飛び出していて、朝になって様子を見たら床で死んでしまっていたということがありました。
うちは室内飼育だし、飛び出さないでしょうと軽く考えていたんですが、この考えは甘かったですね…
当時はとってもショックでしばらく落ち込んでいたんですが、それからというものメダカの飛び出しには注意するようになりました。
普段の飼育容器からでもそうですが、メダカのイベントなどでもたまに飛び出しているのを見かけることがあります。
メダカが跳ねて飛び出してしまう原因は主に「メダカ同士の喧嘩」「慣れない飼育環境」「突然の刺激に驚いたから」などと言われていますが、
僕の経験上、なんの前触れもなくいきなり飛び出してしまったこともあるので、本当のところはよく分かりません…
メダカが飛び出してしまったとしても、すぐに水の中に入れてあげることが出来れば助かることも多いですが、それでもやはり体やヒレに傷はついてしまうと思いますし、
飛び出しに気が付かずに長時間放置してしまうと、当然メダカは死んでしまいます。
飛び出してしまっても良いことは何一つないので、しっかりと飛び出し予防をしてあげることをオススメします。
飛び出しの予防には「飼育容器に蓋をする」「容器内の水量を減らす」「水草を入れる」などいくつか方法がありますが、
僕も実際にやっていますが、一番手軽に出来るので「容器内の水量を減らす」ことがメダカの飛び出し予防にオススメです。
水を飼育容器ギリギリまで入れてしまわずに、飼育容器の上から3cmくらいの余裕を持たせた水量で飼育してあげるようにすると良いと思います。
メダカが水草や産卵床に絡まってしまう
メダカの意外な死因2つ目は、メダカが水草や産卵床に絡まってしまうことです。
うちは水草は基本的に入れていないのですが、産卵床に絡まってしまっているメダカをたまに見かけることがあります。
水草や産卵床に絡まってしまったからといってすぐに死んでしまうことはないのですが、動きづらそうにしているのを見るとやっぱり可哀想なので、すぐに開放してあげたいですね。
水草の場合は量が多くなり過ぎないように定期的にトリミングをしてあげたり、産卵床はタコ足タイプを使うようにすると絡まってしまうことは少なくなるかなと思います。
ちなみにうちで使っている産卵床はチュールタイプの産卵床です。
絡まりにくさでいうとタコ足タイプの産卵床の方が良いかもしれませんが、個人的にはチュールタイプの方が卵の付き具合が良い気がしているのでこちらを使っています。
産卵床に絡まってしまうと言っても、1ヶ月に1匹いるかどうかですし、僕の場合は結構頻繁にメダカの様子を観察するようにしていて、
もし絡まってしまっていたらすぐに解放してあげることが出来るので、今まで産卵床が原因でメダカが死んでしまったということはありません。
飼育水が雨水で溢れてメダカが流されてしまう
メダカの意外な死因3つ目は、飼育水が雨水で溢れてメダカが流されてしまうことです。
もしかするとメダカが流されてしまうというのは、意外な死因ではなくてよくある死因かもしれません。
SNS等でも特に見かけるのが、梅雨の時期や夏前の台風やゲリラ豪雨が頻発する時期ですね。
メダカを室内で飼育していれば雨水を気にすることは無いのですが、メダカは野外で飼育している方が多いと思うので、突然の雨には気をつけたいところですね。
具体的な対策としては
- 飼育容器に蓋や網をする
- 屋根の下に飼育容器を置く
- 元から容器の水量を減らしておく
- オーバーフロー対策をしておく
などがあります。
上から3つの対策については分かりやすいと思いますので「オーバーフロー対策」についてお伝えしていきます。
メダカのオーバーフロー対策のやり方
オーバーフローと言うと、横文字で難しそうなイメージがあるかもしれませんが、やり方はとっても簡単です。
用意するものは、
- 吸水クロスやスポンジなど、水を吸い取れるもの
- 洗濯バサミやピンチなど、容器とスポンジを挟めるもの
こちらの2つのみで、吸水クロスなどを洗濯バサミで容器のふちに挟むだけです。
これだけで、雨などで水位が上がった時に「毛細管現象」という原理で自然と排水されていきます。
こんな感じで、簡単に雨で水が溢れてしまう対策が出来るのですが、一つだけ注意点があります。
それが豪雨や一気に大量の水に対しては対応することが出来ないということです。
小雨や多少の雨であれば、充分対応することが出来るのですが、排水が追いつかないほどの水が入ってきてしまうと流石に溢れてしまいます…
なので豪雨などが事前にくることが分かっている場合は、あらかじめ容器の水量を減らしておいたり、蓋などをして雨が入らないようにしてあげることをオススメします。
いかがでしたでしょうか?
今回は、メダカのよくある死因ではなく「意外な」死因についてお伝してきました。
頻度自体は高くはないものの、対策を忘れた頃に、
やってしまった…
となってしまう「飼育容器からの飛び出し」「水草や産卵床への絡まり」「雨水で溢れて流されてしまう」
これら3つの対策をしっかり行って、今年も楽しいメダ活を送ってください。
メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。
アクアセラピーやアニマルセラピーという言葉があるように、僕はメダカに出会ってから毎日のストレスが和らいで行くのを実感出来たり、毎朝起きるのが楽しみになったり。
夢だった本作りに関わってメダカファンブックの編集を担当したりと、大袈裟ではなく人生が180度変わりました。
そんな実体験から僕はメダカを一生の趣味にする人を増やしたい!という思いで”メダ活のススメ”というブログやYouTubeで発信をしているので、チャンネル登録をポチッとよろしくお願いします!
最後に
それでは、最後にもう一度おさらいです▼
- 飼育容器からメダカが飛び出してしまうこと
└対策:飼育容器の上から3cmくらいの余裕を持たせた水量で飼育してあげるようにする - メダカが水草や産卵床に絡まってしまうこと
└対策:水草は定期的にトリミングをしてあげたり、産卵床はタコ足タイプを使うようにする - 飼育水が雨水で溢れてメダカが流されてしまうこと
└対策:飼育容器に蓋や網をしたり、屋根の下に置くようにする、元から水量を減らしておく、オーバーフロー対策をする
というわけで、僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、
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これからも一緒にメダ活を楽しんでいきましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました^^