冬にメダカの針子を育てるためには水温が必須です!
今回お伝えする内容は、僕の公式LINEやメダカ友達からの相談で本当によくある「冬のメダカの針子飼育」についてです。
冬の室内飼育、特に針子の飼育って難しいですよね…
今年の冬は初めてメダカの室内飼育に挑戦しているという方も多いかと思います。
僕自身はメダカを飼育し始めてからずっと野外飼育、室内飼育ともにやってきましたが、メダカを部屋で楽しみたいので、
野外に比べて難しいと言われている室内飼育をメインにして1年中メダ活を楽しんでいます。
今でこそ、なるべくメダカを死なさずに飼育できるようになってきたと思いますが、飼育し始めの頃は本当に失敗ばかりでメダカ達に申し訳なかったです…
数々の失敗経験を経て感じたことは、冬にメダカの針子を上手に育てるためには”水温”が超重要だということです。
そんな針子と水温の関係についてお伝えすると共に、僕が行っている卵の管理方法についてもお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧下さい。
それではみていきましょう!
針子のうちは水温が超重要
まず最初に声を大にしてお伝えしたいのが、針子のうちは特に水温が重要だということです。
メダカの卵と針子の育て方!孵化させるのに重要なたった1つのことという記事でも話しているんですが、卵を上手に孵化させるのにも水温がとっても重要です。
具体的な数値で言うと、最低でも25°C以上、僕の経験上ですが出来れば30°Cくらいあると生存率が高く上手に育ってくれます。
もちろん水温だけ高くても、餌を与えていなかったり、水質がとても悪かったりする場合は上手くいきませんが、
逆に言うと、良い水の状態を保っていて、しっかり餌を与えていたのに針子が次々と星になってしまった時には水温が低かったことが多かったんですよね…
水温が大事ということは分かったけど、
具体的にどうすればいいの?
と疑問に思っている方へお伝えすると、一般的にはアクアリウム用のヒーターを使って水温を上げていきます。
一般的にはとお伝えしたのは、メダカ専門店くらいの規模になってくると、ビニールハウスを建ててその中でストーブを炊いて、ハウス内ごと温めるみたいな感じになるので、ちょっと現実的じゃないですよね笑
僕もいつかはそんな風に大規模で思いっ切りメダカ飼育をしてみたいなと思っていますが、今は難しいのでまだ先の楽しみとしてとっておきます。
話は逸れましたが…
アクアリウム用のヒーターを使うというのが一般的な水温を上げる方法です。
ここでもう一つ重要になってくるのが「どんなヒーターを使うか」なんですよ。
結論としては、しっかりしたアクア用品メーカーから販売されているヒーターを使うのがオススメです。
実際に今僕はGEXから販売されているこちらのヒーターを使って、採卵〜飼育まで行っています。
約64L以下の水槽用で、約4,000円するので正直安い商品では無いです。
ですが色々と使ってきた中で、結局これがコスパ良いなと思いました。
実を言うとAmazonでは2,000円くらいで買えるアクアリウム用のヒーターもあるのですが、
すぐに壊れてしまったり、設定した水温になってくれなかったりしたので、あまりオススメ出来ないです…
壊れて買い換える手間とお金を考えると、特に電気製品は最初から信頼できるメーカーのやつを買った方がいいんじゃないかなと思います。
針子は生後2週間が超重要
ちなみに、メダカの針子は生後2週間が超重要だということは知っていますでしょうか?
メダカは卵から孵化して2週間前後が一番死んでしまう確率が高く、育てるのが難しいと言われています。
僕の経験から言っても確かにその通りだなと感じますね。
もちろん個体によっても違いますが、生後2週間くらい生き延びてくれた子は、その後もしっかり育ってくれることが多いです。
なので、
メダカにそこまで手間を掛けられないよ…
という方もいるかと思いますが、せめて、せめて生後2週間までは注意深くしっかりとお世話をしてあげるようにして欲しいなと思います。
もう少し具体的に言うと…
こちらの記事でも少し話しているのですが、メダカの針子の死因で一番多いのが餓死だと言われています。
個人的には餓死も死因の一つかもしれませんが、最初にお伝えした通り冬場の針子飼育が上手くいかない根本的な原因は、水温にあると思っています。
水温がしっかりあって、餌もしっかりと与えているつもりでも、残り餌が水を汚してしまって、
水質の悪化で死んでしまうといったこともあると思うので、バランス感覚が難しく、ここに関しては経験を積みながら覚えていくのが良いと思います。
なので僕のやり方ですが、我が家の室内飼育の針子たちは…
- なるべくグリーンウォーターで育てること(ゾウリムシや粉餌も可)
└餓死を予防するため! - 生後2週間〜ある程度のサイズになるまでは水換えしない
└水が減ったら足し水をする程度! - アクアリウム用ヒーターを使って水温を30°C近くに保つ
└活性を上げて餌食いをよくするため! - レッドラムズホーンを導入する←新しい試み
└残り餌を食べてもらって水質悪化を防ぐため!
流石に生存率100%とはいきませんが、こんな感じで高い生存率で針子の2週間を乗り切っています。
針子を早く大きく育てる方法と移動させるタイミング
生後2週間を無事に乗り切って約1cmくらいにサイズになってきたら、今度は大きめの容器に移動させていきます。
どうして移動させるのかと言うと、小さい容器のまま育ててしまうと成長速度も遅くなりますし、そもそも大きくなってくれないからです。
品種によってはあえてゆっくり育てた方が良い場合もあるので、そこの見極めは必要ですが、
普通に飼育する分には出来るだけ沢山の水量で飼育してあげる方が、色んな意味で楽に飼育出来ます。
メダカの大きさと成長速度は、基本的に容器の大きさと水量に比例してくるので、水換えをしても耐えられるくらいのサイズになったら大きめの容器に移動させていきます。
メダカの卵の管理方法について
続いて我が家で実践している卵の管理方法についてお伝えしていきます。
- 卵を採卵して別の容器に移す
- お風呂のゴミ取りネットにあけてコロコロ転がす
└卵に付いている付着糸を取って、1つ1つ卵をバラけさせるため! - タッパーに水・メチレンブルー・卵を入れる
└メチレンブルーはカビの増殖を抑えるため! - 加温している飼育水に浮かべて水温25°C程度を保つ
└ある程度の水温を保たないと孵化率が下がります! - 青白く濁った卵は取り除いて、目が出た卵は針子容器に移す
こんな感じで決して楽な方法では無いのですが、孵化率がとっても高いので、少量を確実に孵化させたい方にはオススメの方法です。
我が家は加温飼育をしているので、最近は毎日産卵してくれているので、毎日この作業を行っています^^
そもそもメダカが卵を産んでくれないんだよね…
という方はぜひ【冬でも産卵可能】メダカが卵を産むまでに試した全てのこと!という記事も合わせてご覧ください。
いかがでしたでしょうか?
今回は、僕の公式LINEやメダカ友達からの相談でよくある「冬のメダカの針子飼育」についてと卵の管理方法」についてお伝えしました。
メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。
僕はメダカに出会ってから毎朝起きるのが楽しみになったり、夢だった本作りに関わってメダカファンブックの編集を担当したりと、大袈裟ではなく人生が180度変わりました。
そんな実体験から僕はメダカを一生の趣味にする人を増やしたい!という思いで”メダ活のススメ”というブログやYouTubeで発信をしているので、チャンネル登録をポチッとよろしくお願いします!
最後に
それでは、最後にもう一度おさらいです▼
針子が死んでしまう一番の原因は餓死だと言われていますが、餌と同じくらい水温も重要です。
冬の間は、アクアリウム用のヒーターを使って適温を保ってあげましょう!
また、針子をなるべく早く大きく育てるためには、飼育容器の大きさと水量が大切です。
稚魚の大きさが約1cm程度になったら、大きめの容器に移してあげることをオススメします。
というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、
ぜひ!チャンネル登録とグッドボタンをよろしくお願いしますm(_ _)m
最後までご覧いただきありがとうございました^^