メダカが餌を食べない原因と対策:3つの理由と解決方法
今回は「メダカが餌を食べない時にやってはいけないことと、メダカの餌食いが悪い原因3つ」というテーマで話していきたいと思います。
この記事を公開しているのが4月の中旬あたり。
段々と気温も上がってきて、メダカに餌を与えていると
なんだか今日は餌を食べてくれないなぁ…
と感じることはないでしょうか?
そんな時に
餌を食べてくれないから、もっと餌をあげちゃおう!
なんてことはしていないでしょうか?
それをしてしまうと、餌の食べ残しが水を汚して、最悪の場合メダカが星になってしまう可能性もあるので絶対にNGです。
そこで今回はメダカが餌を食べてくれない時に考えられる原因3つとその対処法についてお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではみていきましょう!
メダカが餌を食べない原因
ストレスや病気にかかっているなど体調に問題がある
メダカが餌を食べない時に考えられる原因1つ目は、メダカがストレスや病気に罹ってしまっているなど、メダカの体調に何らかの問題がある場合です。
その他にも「メダカのいじめ」という可能性もあります。
野生のメダカだと基本的にいじめは起きないのですが、実は飼育環境下にいるメダカっていじめをすることがあるんですよ。
詳しくはぜひこちらの記事をご覧いただきたいのですが…
メダカ同士のいじめや急な環境変化によるストレスが原因で、メダカの餌食いが悪くなることがあります。
またメダカが病気になっている時も餌を食べなくなることがあります。
ストレスや病気が原因で食欲が無くなるのは、なんだか人間と似ていますよね。
人間だったらストレスの原因を自ら取り除いたり、薬を飲んで病気を直していくと思いますが、
メダカに対する対処法も僕は同じように考えています。
いじめが原因かも?と思ったら、一時的に避難させてみたり。
急な環境変化が原因かも?と思ったら、しばらくは餌を与えずに様子をみたり。
病気かも?と思ったら、塩浴や薬浴をして体調の回復を優先したり。
メダカの様子をじーっと観察しながら、その時々の状況に応じて迅速に対応してあげることをオススメします。
最初は慣れないと思いますが、毎日メダカの様子を観察してあげることで小さな変化にも気付けるようになります。
とはいえ
忙しくてメダカにそんな時間を掛けられないよ…
という方も多いと思います。
そんな時はぜひ、餌を与えるタイミングで今日のメダカたちの様子はどうかな?って観察するようにすると良いかと思います。
室内飼育をしている方であれば、歯磨きのタイミングで観察するのもオススメです。
特にメダカの病気に関しては、人間と一緒で早期発見がとっても大切なので、少しの時間でも良いので、できれば毎日観察するようにしてあげて下さい。
水温や水質など飼育水に問題がある
メダカが餌を食べない時に考えられる原因2つ目は、水温や水質などメダカの飼育水に問題がある場合です。
「メダカにとっての水は、人間にとっての空気と同じ」
飼育水が悪くなったり水温が低くなると、メダカは餌食いや活性が落ちます。
つまり食欲が無くなったり、元気が無くなるということです。
特に水温によってメダカの活性は本当に変わります。
夏場はとても活発に泳いでいたメダカ達は、冬になると容器の底の方でじーっとして、ほとんど動かなくなります。
冬場や気温が低い日であれば、健康的なメダカでも餌を食べなくなるのは自然なことなので問題ないのですが、
ストレスも病気も無さそうで
水温も20°C以上あるのに
なぜか泳ぎが遅くて元気が無さそう…
こんな風に感じることがあるのであれば「水質」に問題がある可能性があります。
そんな悪い水の状態を放っておくと、メダカが痩せてしまってきたり、病気になってしまうこともあるので、出来るだけ早いタイミングで水換えをしてあげることをオススメします。
基本的には、メダカの状態が悪くなる前に、先に水が悪くなります。
理想を言えば毎日少しずつ部分換水をしてあげたり、定期的に水換えをしてあげることで、上手に水質管理が出来ると思いますが、
メダカの様子が少しでもおかしいと思ったタイミングで、まずは半分くらい水換えをしてしばらく様子を見るようにして、
それでもまだ元気がないようだったら、塩浴や薬浴を検討してみると良いかと思います。
ここの判断は実際のメダカの状態や、飼育者の考え方によるものも大きいので、ぜひ経験を積みながら自分なりの判断基準を見つけてみて下さい。
大きさや嗜好性など餌に問題がある
メダカが餌を食べない時に考えられる原因3つ目は、エサの大きさや成分に問題がある場合です。
餌を食べてくれないと感じるメダカが針子や稚魚である場合は、特に注意が必要です。
生まれたばかりの針子や稚魚は口が小さいので、大人のメダカが食べるような粒餌はそもそも口に入らず食べられない可能性があります。
なので針子や稚魚のうちはパウダー状の餌を与えたり、粒餌をすり潰して与えるようにするなど、一手間が必要になります。
一番はグリーンウォーターで飼育してあげるようにすると、そこまで気を使わずに楽に飼育が出来ます。
針子の餌についてはぜひ「簡単に用意できるメダカの針子の餌TOP3」という記事も公開しているので合わせてご覧ください。
また、餌について気にしておきたいのは大きさだけではありません。
餌の食いつき具合や餌が浮くか沈むかという点についても、実は気にしてあげる必要があります。
エサの種類によっては食いつきが良くない餌もあります。
経験上ですが、フィッシュミールやオキアミミールが含まれている餌を選ぶと、食いつきが良いような気がしています。
フィッシュミールやオキアミミールが含まれているかは、パッケージの裏の成分表に書かれているので、餌を購入される際にはぜひ気にしてみるようにしてあげて下さい。
あとは意外に見逃しがちなのが、餌が沈むタイプなのか、浮いたままのタイプなのか、初めは浮いてゆっくり沈むタイプなのかということです。
成魚であれば、泳いで容器の底を口でつつくことも出来るので、どのタイプの餌でも基本的には問題ないですが、
針子や稚魚などのまだ泳ぎが上手ではない場合は、浮いたままのタイプの餌を使ってあげた方が無難です。
またちょっと番外編として、ミジンコやイトメ、ブラインシュリンプなどの生きている餌(いわゆる 生き餌)を与えてみるというのも非常にオススメです。
生き餌は栄養価が高いということもオススメ出来る理由ですが、人工飼料を与えるのとは違って、特にミジンコを与えた場合は、”メダカが餌を追いかける様子”を観察することが出来ます。
僕自身今まで様々な餌を与えてきた中で、これらの生き餌への食いつきが悪かったのは見たことがないです。
メダカ飼育の楽しみがまた一つ増えてしまうこと間違い無しなので、ぜひ一度試してみて下さい。
(ミジンコやブラインシュリンプも卵であれば、Amazonや楽天などのネットショップでも購入出来ます)
いかがでしたでしょうか?
今回は、メダカが餌を食べない時にやってはいけないことと、メダカの餌食いが悪い時に考えられる原因3つについてお伝えしてきました。
メダカの餌食いが悪いからといって、どんどん餌を与えてしまうのは絶対にやめた方が良いです。
メダカの体調に問題があるのか、飼育水などの飼育環境に問題があるのか、はたまた餌自体に問題があるのか。
ぜひこれらの原因を考えながら、問題に対処してあげるようにして下さい。
メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。
僕はメダカに出会ってから毎朝起きるのが楽しみになったり、夢だった本作りに関わってメダカファンブックの編集を担当したりと、大袈裟ではなく人生が180度変わりました。
そんな実体験から僕はメダカを一生の趣味にする人を増やしたい!という思いで”メダ活のススメ”というブログやYouTubeで発信をしているので、チャンネル登録をポチッとよろしくお願いします!
最後におさらい
それでは、最後にもう一度おさらいです▼
メダカが餌を食べない原因3つと対処法
メダカがストレスや病気にかかっているなど、体調に問題がある
メダカのストレスとなっている原因を見つけて取り除いてあげたり
メダカの様子によっては塩浴や薬浴で体調の回復を優先させてあげて下さい。
水温や水質など飼育水に問題がある
水が悪くなったり水温が低くなると、メダカの餌食いや活性が落ちます。
気温が低い日であれば問題ないですが、そうでない場合は部分換水をしてしばらく様子を見てあげるようにして下さい。
餌の大きさや嗜好性などに問題がある
針子や稚魚など、メダカのサイズによってはそもそも餌が口に入らないこともあります。
与えている餌の成分や特徴(浮くタイプの餌なのか沈むタイプの餌なのか)などを確認してから餌を与えるようにしてあげて下さい。
最後にこれは豆知識的な感じですが、容器に入っているメダカの数が多い方が、少ない数の時よりも餌食いが良くなることがあります。
お互いの競争心?なのか仲間につられているのか?は分かりませんが、容器内のメダカの数が多い方が食べ残しが少ないです。
もちろんメダカの数によって餌の量は調整しているのですが、数が多い方が皆んなしっかりと食べてくれますね。
そんな様子が可愛くて、ついつい与え過ぎてしまうので良くないですね笑
というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、
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最後までご覧いただきありがとうございました^^