100均の容器だけでもメダカは増やせます!
今回は「100均の容器だけでもメダカは増やせます!」というテーマで話していきたいと思います。
実は今年の冬は、ほぼ全て百均の容器を使って採卵から針子の育成に挑戦しています。
加温の設備を整えるのは、さすがに100均だけでは無理なので、一部例外を除いて飼育容器は100均のものを使っています。
最近になってようやく産卵してくれるようになったので数は全然いないのですが、今のところ針子の生後2週間後の生存率が80%以上といい感じに育ってくれています。
去年の冬はもっとしっかりした飼育容器を使っていたんですが、生存率があまり高くなかったんですよ…
そこから採卵〜針子飼育に大事なことは、実はどんな容器を使うかではないんだと学びました。
というわけで今回は実際の飼育環境を紹介しつつ、冬の室内加温での僕のやり方をご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは見ていきましょう!
採卵〜針子飼育の全体像
まずは飼育環境の全体像から説明していきます。
60ℓの大きさのトロ船に水とアクアリウム用のヒーターを入れています。
その中に採卵用の容器と針子飼育用の容器を浮かべているという感じです。
こうすることでヒーター1つないしは2つで、5・6個の容器を同時に温めることが出来ます。
普通にメダカを飼育するには水量は多い方が飼育しやすいのですが、
個人的には、採卵をするだけ・孵化〜針子飼育までは小さい容器の方が管理がしやすいので、こんなスタイルで管理するようにしています。
採卵の環境
全体像が分かったところで、採卵の環境から説明していきます。
一応説明すると、採卵とはメダカに卵を産んでもらって、その卵を採取することを言います。
そもそも卵を産んでくれなくて困ってるんだよ…
という方は【冬の室内加温飼育】メダカが卵を産むまでにやった全てのことという記事も公開しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
採卵に使っている容器は、セリアに売っているメダカ飼育ケースです。
固定率が高くない品種に関しては、僕は基本的に1ペアで採卵するようにしているので、大体2ℓくらいの水が入るこの容器がピッタリです。
この密度だとメダカを大きく成長させるというのはちょっと難しいのですが、容器が小さい分採卵がしやすいです。
一応産卵床も容器内に入れてはいますが、ちゃんと産卵床に産み付けてくれなくて容器の底に卵が落ちていることも結構あるんですよ。
早く回収しないと卵が親に食べられてしまうので、底に落ちた卵をスポイトを使ってチマチマ採っていくんですが、容器が大きいとこれがとっても大変なんですよね…
その点、小さい容器の方が卵の回収が楽なのでオススメです。
卵の管理
無事に卵の回収が出来たら、その卵たちを管理していきます。
僕の場合、卵の管理は2段階に分けて行なっています。
- 有精卵か無精卵かの管理
- 孵化するまでの管理
まず最初は、有精卵か無精卵かの管理から始めます。
基本的には指でコロコロ転がしてみても潰れない卵は有精卵、潰れてしまう卵は無精卵なのですが、たまに判断に困ることがあります。
無精卵を放置しておくと、健康な卵にも悪影響があるので、採卵をしたら最初にセリアで売っているメダカのおわんやタッパーに入れて、しばらく様子を見ます。
こんな感じでダイソーで売っているスクエアBOXという容器の中にメダカのおわんやタッパーを浮かべれば自然と温まってくれるので、有精卵であれば成長してくれますし、無精卵であれば白く濁ってきます。
無精卵だと分かったらその卵は取り除いて、有精卵の場合は成長すると目が出来てくるのが分かるので、目が出来てきたらスクエアBOXに移動させていっています。
有精卵をスクエアBOXに移動させた後も安心は出来なくて、たまに卵がカビにやられてしまうこともあるので、卵と水の状態を観察しながら必要に応じて水換えをしたりして管理しています。
気温が暖かい時期の室外飼育であれば、こんな面倒なことはしないのですが、
冬の時期はこんな感じで管理するようにしていて、孵化率も80%以上といい感じです。
針子飼育の環境
続いて、針子飼育の環境を説明していきます。
針子からある程度の大きさになるまでは、有精卵を入れたスクエアBOXでそのまま育てています。
本当はビニールハウスを建てて、大きな容器にグリーンウォーターで育てる…とかやってみたいのですが、あいにくそんな設備は難しいので小さく確実に育てています。
僕の経験上、針子の間が大きい容器よりも小さい容器の方が生存率が高い気がしています。
はっきりとした理由は分かりませんが、針子の一番多い死因は餓死だと言われているので、小さい容器の方が餌を見つけやすいのかなと思います。
グリーンウォーターであれば、容器の大きさは関係ないような気がするのですが、本当のところはちょっと分かりません。
僕の場合、冬の間はグリーンウォーターではなく「ゾウリムシ」を与えて育てています。
本当はグリーンウォーターで育てるのがオススメなのですが、冬の時期はどうしてもグリーンウォーターを作りづらいので、ゾウリムシで代用しているといった感じですね。
生後1週間ほどしてある程度の大きさになってきたら口も大きくなるので、今度はブラインシュリンプを与えるようにしています。
針子用の粉餌でも十分だと思いますが、ブラインシュリンプの方が成長が早いのでこっちを与えています。
ちなみにブラインシュリンプを孵化させるのは少し手間なので、僕は冷凍のベビーブラインシュリンプを解凍して与えています。
餌はこんな感じですが、針子の間は水換えは一切しないです。
水が減ったら足し水をする程度ですね。
いつもは水換え大切ですよと言っているんですが、針子の間はどうしても環境の変化に敏感なので、水換えはしないようにしています。
汚れが目立つようになったら、底に沈んだ汚れだけをスポイトで吸って、減った水の分だけ足し水。みたいな感じで育てています。
いかがでしたでしょうか?
メダカ飼育を始めたばかり方にとっては、冬の加温飼育はちょっと管理が難しいかもしれません。
とはいえ、メダカと水の状態を日々観察していけば少しずつ分かってくると思いますので、毎日少しでも良いので観察してあげるようにして下さい。
メダカは子供からお年寄りまで老若男女問わず楽しむことが出来る趣味です。
僕はメダカに出会ってから毎朝起きるのが楽しみになったり、夢だった本作りに関わってメダカファンブックの編集を担当したりと、大袈裟ではなく人生が180度変わりました。
そんな実体験から僕はメダカを一生の趣味にする人を増やしたい!という思いで”メダ活のススメ”というブログやYouTubeで発信をしているので、チャンネル登録をポチッとよろしくお願いします!
最後におさらい
それでは、最後にもう一度おさらいです▼
まとめると僕の場合は、
- 採卵…セリアのメダカ飼育ケース
- 卵の管理…セリアのメダカのおわん or タッパー
- 針子飼育…ダイソーのスクエアBOX
こんな感じで採卵から針子まで、全て100均で売っている商品で飼育することが可能です。
卵管理と針子飼育のポイントについてはメダカの卵と針子の育て方!孵化させるのに重要なたった1つのことという記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にして下さい。
というわけで僕の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきますので、
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最後までご覧いただきありがとうございました^^