メダカの飼い方
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メダカの平均寿命と老いのサイン|飼育環境と産卵が寿命に与える影響

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今回は「メダカの平均寿命と老いのサインとは?産卵と寿命の関係についても解説!」というテーマで話していきたいと思います。

季節の変わり目で、飼育者も体調を崩しやすくなっている今日この頃。

かく言う私も体調を崩して、しばらく寝込んでいましたが、毎朝のメダカのお世話だけは、なんとか気合いで頑張っていました…。

趣味を楽しむのも、健康第一!ということで、メダカの平均寿命、気になる方も多いですよね。

特にこれからメダカ飼育を始めようかなと考えている方にとっては、そのペットがどのくらい生きるのか?は特に気になる情報だと思います。

勿体ぶらずに、少しだけ結論をお伝えすると、メダカの寿命は、自然界では平均約1~2年、飼育下では平均約2~3年と言われています。

が!

これはあくまでも平均や目安であり、実際には人間と同じように個体差もありますし、どのような環境で飼育をしているのかによっても、寿命は大きく変わってしまうんですよ…。

というわけで今回は、飼育環境によってどうして寿命に差が出るのかをお伝えしつつ、

記事の後半では、平均寿命や寿命が近づいた時のサイン、産卵と寿命の関係についても触れていきますので、出来る限りメダカに長生きして欲しい!と思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

それでは見ていきましょう!

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メダカの平均寿命は何年?自然界と飼育下の違いを解説

メダカは金魚や鯉のように10年以上も生きる魚ではなく、比較的寿命が短い部類に入ります。

まずはメダカが本来どれくらい生きられるのか、その平均的な数字を知ることで、不安を解消していきましょう。

自然界は約1~2年、飼育下はプラス約1年

最初にもお伝えしたように、メダカの寿命は、暮らしている環境によって次の違いがあります▼

  • 自然界:平均約1~2年
  • 飼育下:平均約2~3年

厳しい自然界では外敵や自然災害などの激しい環境変化にさらされるので、寿命を全うできる個体はそう多くありません。

一方で、私たちが管理する飼育下では餌も毎日食べられて、比較的安定した水質・水温の中で生きられるので、野生の個体よりも約1年以上長生きする傾向にあります。

中には、最長5年生きたという記録があるほどで(ちなみに体長は5cm以上という記録も)、メダカの奥深さを感じますよね。

この情報を聞いて「えっ!飼育下なら2〜3年は生きるの?じゃあやっぱり私の1年は短すぎる…」と思った方、一つ注目ポイントとしては「お迎えした時のメダカの年齢も考慮してほしい」ということです。

ホームセンターや専門店で売られているメダカは、お店に並ぶまでにすでに1年以上経過していることもあります。

特に表現が立派で綺麗に見える個体ほど、そうなるまでに時間がかかるので、お迎えした時点でメダカの年齢がもうすぐ2歳近くだったということも全然あり得ます。

なので、メダカを購入したり譲ってもらえるときは、参考までにいつごろ産まれた個体なのかを確認しておくと、寿命が近づいたときの判断材料になります。

メダカの品種によって寿命が違うのか?

また、最近はさまざまな品種が増えてきて、最新の綺麗なメダカは寿命が短いのではないかと疑問に思われるかもしれません。

基本的には品種によって寿命が大きく変わることはありませんが、ダルマメダカなどの体型に特徴がある品種には少し配慮が必要です。

体が縮んでいてコロコロとした可愛い見た目のダルマメダカは、内臓のスペースがその分小さいので消化能力としては通常のメダカより劣っています。

そのため消化不良を起こしやすかったり、泳ぎが苦手で餌を十分に食べられなかったりするハンデを持っていて、短命になってしまう傾向があります。

私自身もダルマ系の品種を取り扱っているので、コロコロしたダルマは可愛いなぁと思っているのですが、

このようなダルマ体型特有の問題もあったりするので、私がお客さまにお届けする個体は、しっかり泳げていて、体長も短くなりすぎていない採卵しやすい個体を選別することが多いです。

やっぱりメダカ飼育を長く楽しんでもらいたいと思ったら、健康的でなるべく増えやすい子をお迎えして欲しいというのが、私の思いです。

室内飼育と屋外飼育で寿命はどう変わる?「水温と代謝」の法則

ここまでの話を聞いて「室内で育てるのと、屋外で育てるのでは、メダカはどちらが長生きするんだろう?」と思った方もいるかもしれません。

実は、この答えを出すためには、メダカの寿命を決める「水温(代謝)」について知る必要があります。

メダカの寿命は「時間」ではなく「温度(代謝)」で決まる

私たち人間のように体温を一定に保ちながら歳をとっていくのとは違って、変温動物であるメダカの寿命は「水温」によって大きく左右されます。

生き物が一生の間に打つ脈数は決まっているという話を聞いたことはないでしょうか?

メダカも同じような性質を持っていて、「水温が高い」とメダカは活発になり餌をたくさん食べます。

そうすると代謝が上がって心拍数も増えるため、寿命のロウソクを早く燃やして成長していくようなイメージです。

反対に「水温が低い」とメダカは活動を停止し冬眠状態になり、代謝が極限まで下がって心拍数が減るため、寿命のロウソクは燃え尽きにくいというわけです。

ですので、屋外飼育に比べて冬眠させない室内飼育の方が一生のサイクルが早く回る(寿命までの期間が短くなる)傾向があるのは、なんとなく想像がつきますよね。

しかし、これが悪いことかというと決してそうではないと思います。

屋外の冬越しは、寿命の消費を抑えられる一方で寒さで凍ってしまったり、体力が尽きて春を迎えられなかったりする命がけのリスクを伴います。

一方で、室内飼育は寿命の進みは屋外で越冬させるよりも早いかもしれませんが、その分メダカの状態が常に把握しやすく、水温変化も緩やかで飼育環境を安定させやすい側面もあります。

どちらか一方が絶対的な正解!というわけではなく、個体の状態はもちろんのこと、飼育者側が管理可能な体制を整えられるかということも大切な視点ですね。

今でこそ、こんなふうに発信している私も、過去には個体の状態を見誤って越冬を失敗させてしまったり、無理な加温飼育をしてしまって全然卵が採れなかったり…

といった苦い経験をたくさんしてきました。

そんな私の失敗経験を参考にしていただいて、みなさんには失敗せずにメダカ飼育を楽しんで欲しいなと思っています。

室内飼育は水温管理・屋外飼育は越冬対策がカギ

さて続いては、室内飼育・屋外飼育それぞれの環境で、長生きさせるためのポイントをお伝えします。

それがこちら▼

室内飼育の場合

高すぎず低すぎない水温である「25℃程度」を保つのがオススメです。

10℃程度で「冬眠もしないけど活発でもない」水温だと、メダカは餌を食べたとしても内臓の働きが追いつかず、消化不良を起こしやすいです。

逆に30℃を超えるような高水温が続くと、代謝が進みすぎて寿命が縮まってしまう可能性があるので注意しましょう。

水温の他にも、餌を与えすぎないことや過密飼育をしないということも、メダカを長生きさせるためには、重要なポイントです。

室内での加温飼育については「【冬でもメダカを増やせる】室内でめだかを加温飼育する方法まとめ!」という記事で詳しくご紹介していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

水温管理には、水温計とヒーターがあると安心です。私が実際に使っているのはこちら▼

屋外飼育の場合

冬を越えるための体力をつけられるかがカギです。

代謝と心拍数の関係でも解説しましたが、屋外でのメダカは冬の間、厳密には違いますが「コールドスリープ」のようなイメージで活動を停止します。

その間は体力を使わないようにじっとしているので、秋のうちにしっかりと餌を食べさせて体力をつけて、また元気に春を迎えてもらいましょう。

冬に繁殖させない場合は、ヒーターが絶対に必要というわけではないので安心してください。

水温が極端に上がり下がりしなければメダカは適応できるので、水温が低くてメダカの活性が低いときは様子を見ながら、昼間の暖かい時間に少しずつ餌をあげるようにしましょう。

冬越しについてはこちらの「メダカの越冬成功のコツと重要なポイントを紹介します!」という記事で詳しくご紹介していますのでぜひこちらも併せてご覧ください。

メダカの寿命のサインと病気の見分け方|進行スピードで判断

続いて、メダカの「寿命のサイン」と「病気との見分け方」についてご紹介します。

寿命が近づいているメダカには「少しずつ」次のような変化が現れます。

  • 水温は高いのに餌の食いつきが悪くなり、活性が低くなる
  • 餌は食べているのに痩せたり背骨が曲がってきたりする

寿命と病気を見分ける一番のポイントは「症状が進むスピード」です。

  • 寿命の場合:数ヶ月かけてゆっくりと痩せてきて動きが鈍くなります。
  • 病気の場合:数日~1週間程度という短期間で急激に痩せたり、餌を全く食べなくなったりします。

もし、生後1年未満のメダカが急に弱ったり痩せたりした場合は、寿命ではなく水質悪化や病気の前触れの可能性が高いです。

その場合は少しずつ水換えをして様子をみて、回復しそうになければ隔離して薬浴などの治療が必要になるかもしれません。

逆に、2年以上生きていて、ゆっくりと枯れるように弱ってきているのであれば、それは天寿を全うしようとしているサインです。

無理に薬を使わず、静かな環境で見送ってあげるのも愛情だと私は思います。

ちなみに「どんな水だったら、水質が悪化しているのか分からない」という方は、「メダカの飼育水が悪化しているサイン3つと対策方法」という記事で詳しく解説していますので、ぜひこちらも併せてご覧ください。

メダカを長生きさせながら繁殖も楽しむ4つのコツ

ここからは、室内・屋外それぞれの環境で、メダカの繁殖を楽しみながら健康的に育てるための具体的なコツをご紹介します。

室内は冬場はヒーターの使用、屋外は適度な水質管理でメダカを守る

室内飼育の場合は、冬場であればヒーターを使って25℃程度をキープしてあげるのが一番で、繁殖のためにも水温を一定にするのがとても重要になってきます。

この水温なら消化機能も活発になり免疫力も高く保てるので、病気のリスクを抑えることができます。

屋外飼育の場合は、基本的には季節にお任せで大丈夫ですが、夏場の高水温(40℃近く)と大雨には注意が必要です。

すだれで日陰を作ったり雨水が入らないように蓋をしたりと、極端な環境変化から守ってあげることが大切です。

水質に気を付けていれば、繁殖に関しては春から夏にかけて気温の上昇とともに自然と行ってくれるので安心してください。

産卵は体力勝負!飽和給餌で痩せを防ぐ

繁殖を楽しむために、水温と同じく大切なのが餌やりの方法です。

産卵にはとにかくエネルギーを使います。

長生きと繁殖どちらも最大限追い求めるのは難しいですが、特にメスは卵を産むためにたくさんの栄養を必要とするので、しっかり餌を食べさせた方が良いです。

基本的に「飽和給餌(ほうわきゅうじ)」という方法をオススメしていますが、注意点もあります。

飽和給餌はメダカが食べられる限界まで餌を与える方法ですが、これは成長期の若魚には有効でも、大人のメダカ(成魚)にやりすぎると逆効果になることがあります。

成魚に高脂質の餌を食べさせ過ぎると内臓に負担がかかり、かえって産卵しなくなるという報告もあるようですので、成魚には「高タンパク・中脂質な餌」を選びましょう。

共通していえるのは、1回に与える量は控えめにして回数を増やす(1日3~5回程度)ことを意識してみてください。

消化負担が少ないエサを使うのも、寿命を縮めないコツです。

3つのNGに気を付ける

続いて、別の記事でもご紹介していますがこれだけはやってはいけない「短命の原因3つ」は以下の通りです▼

  • 過密飼育にしない
  • 水換えを後回しにしない
  • 一度に餌を与えすぎない

「メダカ1匹につき約2~3リットル以上の水量」で「部分換水を定期的に行って」「1~2分以内で食べきれる量の餌を1日2~3回与える」ことでメダカの生存率はグンと上がるはずです。

水質を客観的にチェックしたい方は、水質検査キットも便利です。

産卵させるとメダカの寿命は短くなる?トレードオフの真実

続いて、よくご質問をいただく「卵を産ませすぎるとメダカの寿命は短くなるのか」ということについてお話ししていきます。

結論から言うと「寿命が縮まる可能性はある」といえます。

これは想像がしやすいと思いますが、生き物にとって繁殖活動というのは、子孫を残すために大切である一方で、命を削る行為でもあります。

エネルギーを自分の身体の維持に使うか、子孫の繁栄に使うかというのは、トレードオフの関係にあります。

これは私の実体験でもありますが、室内で一年中加温して、休みなく産卵させ続けると1年も経たずに、寿命を迎えてしまうこともあります。

逆に産卵をさせなければ寿命が長くなるのかなと思ったので、色々と調べてみたのですが、これといった情報を見つけることが出来ませんでした…

なんとなくの感覚的には、そうとも限らない気がするので、自然の摂理に従うのが一番良いのかなと思ったりもします。

またこれは、完全に余談ですが…

ブリーダー視点では、メダカの採卵期間は、ひと世代3ヶ月程度で考えるという方も少なくないんじゃないかなと思います。

育て方にもよりますが、メダカは生まれてから約3ヶ月でそのメダカがまた卵を産みます。

新しい品種の作出・固定化のためには、累代を出来る限り早く進めたいので、まだ産卵期間が残っていたとしても、採卵はせずにひと世代3ヶ月単位で次々と世代交代をしたりします。

なので、産卵や採卵に対する考え方は、何を目的とするかによって大きく異なりますので、意見がぶつかりやすかったりしますね…。

累代を出来る限り早く進めたいというのは、完全に人間のエゴなので、本当は自然の摂理に任せるのが良いのかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか?

今回は、メダカの平均寿命と老いのサインとは?産卵と寿命の関係についても解説!というテーマで色々とお伝えしてきました。

もちろん個体差はありますが、メダカは飼育環境によって、その平均寿命には大きく差が出ます。

特に「水温と産卵」この二つが寿命に与える影響は大きいので、ご自身の飼育目的や、飼育しているメダカ達にどのように天寿を全うして欲しいを考えて、適切な飼育環境を整えてあげてください。

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まとめ|メダカの寿命は「水温」と「産卵頻度」でコントロールできる

それでは、最後にもう一度おさらいです。

メダカの平均寿命と寿命を迎えるサインは次の通りです▼

  • 自然界では約1~2年、飼育下では約2~3年の平均寿命
  • 寿命の場合は数ヶ月かけてゆっくりと痩せて、動きが鈍くなってきます

また、メダカの寿命を決めるのは生後どのくらいかという時間(年数)だけではなく「水温(どれだけ代謝しているか)」も関係しているということも解説しました。

適度な飼育環境を保つことができれば、室内屋外関係なく、メダカを長生きさせながら繁殖も楽しむことができると思います。

ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。

私の知識と経験は、これからも惜しみなく発信していきます。この記事がメダカの寿命を延ばすヒントになれば嬉しいです。最後までご覧いただきありがとうございました^^

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  • 第2章:メダカを死なせない!毎日の正しいお世話
    (水合わせ・餌やり・水換え頻度)
  • 第3章:日本の四季とメダカの暮らし
    (春夏秋冬ごとの管理と注意点)
  • 第4章:命を繋ぐ!繁殖と針子・稚魚の育て方
    (採卵・孵化・赤ちゃんメダカの生存率を上げるコツ)
  • 第5章:いざという時のメダカの病気と治療法
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